what it this sound could bring you peace?
皆さま こんにちは。設計の宮本です。
今回のオススメＣＤはコチラ↓
The Smashing Pumpkins の、
『 Ａｄｏｒｅ 』 です。
う～ん、僕はこのジャケット見ただけで
しんみりきます。今回はそんな作品。
あくまでこれは僕の解釈になるんですが
このスマパンこそグランジ・オルタナ界
最後の生き残りで、そしてそのムーヴ
メントの死と終焉を象徴していたのが
この作品だったんじゃあないのかなと
思ってます。その喪失感や切なさや情緒
感たるや、正に滅びの美学とも言うべき
一枚。
しかもドラマーが不在の中制作されてる
ため打ち込みが多用された結果、皮肉に
もその後台頭してくるエレクトロニカの
要素も強くて、ある意味橋渡し的な役割
も果たしてもうてるやん、、、という点
でも痛々しくって泣けてきます。それも
偶然に見えて必然だったんでしょうね。
そんなアルバムの雰囲気に共鳴した僕は
これを聴きながら 強風の中 大阪の淀川
沿いをひたすら歩いたという、よく分か
らない思い出が。あん時何をそんな落ち
込んでたんかな。。
あくまで僕の解釈で滅びの美学的と表現
しましたが、もちろんそれは結果論でも
あって、当時スマパンのメンバー自身は
多分「よっしゃやるでー！」てな感じで
オルタナに囚われない新境地を目指して
頑張ってこれを作ったと思うんですね。
なのでまず先入観ナシで聴いて頂ければ
きっとその繊細で美しい音や声と、終盤
ようやく鳴り響くギターの唸りに、純粋
に素晴らしさを感じて頂けるのでは、と
思います。
そして お気持ちが沈んだ時にも、是非。
サイコーマスターピースです☆
あと、もし興味がおありであればですが
今回ちょっと触れたように、時代的な
バックボーン等も重ね合わせた上で
アルバムを聴いて頂くことで、その
作品の深みがより一層増したりします。
そういった聴き方・作品の楽しみ方も
ゼヒゼヒオススメです！